ADCC2026: ヨーロッパ第1次予選結果

ADCC2026: ヨーロッパ第1次予選結果

66キロは17歳のニコデム・ミクリシジンが優勝

ADCC2026世界選手権への出場をかけた地区予選がスタートした。

最初の舞台となったのは世界選手権の開催地でもあるポーランド。第1次予選では男性各階級(-66, -77, -88, -99, +99)の優勝者が世界選手権の切符を手にする(女性は2次予選のみが対象)。各階級の結果は以下の通り。

66キロ級:ニコデム・ミクリシジン

直近の優勝者の出場がなく、誰にでもチャンスがあるように見えた66キロ級。決勝戦はどちらも世界的には無名のニコデム・ミクリシジン(Nikodem Mikuliszyn)とアンドリー・チェルニツィスキー(Andrii Chernitskyi)の顔合わせとなった。

試合はバックを取ったニコがリアネイキッドチョークを決めて優勝。地元ポーランドで開催の世界選手権で弱冠17歳がニューヒーローとなるのか、期待が持たれる。

77キロ級:マゴメド・ジャバエフ

決勝は過去複数回優勝をしており今回も最有力と見られていたオリヴィエ・タザ(Oliver Taza)とマゴメド・ジャバエフ(Magomed Dzharbaev)の顔合わせ。

マゴメドはダゲスタン系ロシア出身。過去にはジョナタ・グレイシーとの対戦経験もある。

試合は大きな動きのないままオーバータイムも終了。レスリングで若干上回ったマゴメドがレフェリー判定を勝ち取った。

88キロ級:パウェル・ジャヴォースキー

決勝はトライアルを過去複数回優勝しているサンテリ・リリウスとCJI2にも出場していたパウェル・ジャヴォースキーの顔合わせ。試合はパウェルが下から攻める場面が多かったものの決定的な形を作ることはできず。レフェリー判定は攻め手で上回ったパウェルに。

レッグロッカー強国としての認知が確立しつつあるポーランドから66キロ級のニコに続いて2人目の出場となる。

99キロ級:デクラン・ムーディー

決勝はどちらも世界選手権経験者かつCJI2にも出場していたデクラン・ムーディー(Declan Moody)とマーシン・マチーレス(Marcin Maciulewicz)の顔合わせ。上からパスガードで攻めるデクランと下からレッグロックを狙うマーシン。パスガードから亀になったマーシンのバックを取ったデクランがチョークを決めて勝利。

デクランは2024年大会ではヨーロッパでの出場権獲得はならず、アジアオセアニアで再チャレンジし出場権を獲得していた。デクランがヨーロッパで出場権を獲得したことで、アジア・オセアニアの99キロ級は席が一つ空いたことになる。

99キロ超級:マーク・マックイーン

2024年の優勝者であるマーク・マックイーン(Mark Macqueen)と、スペイン出身のアブラハム・コービー・マルティネス(Abraham Coby Martinez)の顔合わせ。マークが終始攻めポイントを量産。最終的にはリアネイキッドチョークで勝利となった。

次は北アメリカ・東海岸予選

ADCC予選は次は11月15, 16日の2日間にわたって開催される北アメリカ・東海岸予選。そして12月7日にバンコクで開催されるアジア・オセアニア予選と続く。

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