ADCC2026: ヨーロッパ第1次予選見どころ

ADCC2026: ヨーロッパ第1次予選見どころ

9月6日開催

ADCC2026、世界選手権の出場をかけた地区予選がいよいよ9月6日のヨーロッパ・中東・アフリカ予選よりスタートする。

本稿ではFlo Grapplingに取り上げられているヨーロッパ・中東・アフリカ予選の各階級のピックアップ選手の中から特に注目の選手を各階級数名ずつピックアップする。

66キロ級

2024の優勝者オーウェン・ジョーンズ(Owen Jones)とガイアベック・イブラギモフ(Gairbeg Ibragimov)はともに出場せず。2022の優勝者であるアシュリー・ウィリアムズ(Ashley Williams)とサム・マクナーリー(Sam McNally)も出場していないため、新たなスターの誕生が予感される。84名がエントリーしている。

主な出場選手

ロバート・ディグル(Robert Diggle)は元DDSのメンバー。現在は主に東南アジアに拠点を置いている。すでにベテランの域に入っているが今回もアメリカ以外にヨーロッパ予選にも出場する。

イジット・ヘイニー(Yigit Hanay)は2024年のトライアルでは決勝でイブラギモフに負けて銀メダルを獲得している。IBJJFもパン、ヨーロピアン、ブラジレイロなど世界の大会に積極的に参加。

絶対的な一押し選手の見当たらない階級。2024のオーウェン・ジョーンズに続くニューヒーロー誕生の予感がする。

77キロ級

2024年の優勝者はジョゼフ・チェン(Jozef Chen)とトミー・ランガカー(Tommy Langaker)。2022年の優勝者はオリバー・タザ(Oliver Taza)とトミー・ランガカー。

ジョゼフ・チェンとトミー・ランガカーはCJI出場のため世界選手権は欠場。代わりにマテウス・シュジンスキー(Mateusz Szczeciński)とオリバー・タザが出場。

今回は直近の世界選手権経験者の中ではマテウス・シュジンスキーとオリバー・タザがエントリーしている。全参加選手は82名。

主な出場選手

ナタン・サップ(Natan Sap)はIBJJF茶帯ノーギワールド優勝者。
ジェド・ヒュー(Jed Hue)はPolarisなどで活躍するグラップラー。

世界的に一番層が厚いといわれる77キロ級。上記のメンバーに世界選手権経験者でNew Waveの門番的存在であるオリバー・タザ、そしてレッグ・ロッカーとして世界的に名を轟かせているマテウス・シュジンスキーが加わったメンバーが最有力か。

88キロ級

2024年の優勝者はサンテリ・リリウス(Santeri Lilius)とテイラー・ピアマン(Taylor Pearman)。2022年の優勝者はオーウェン・オ・フラナガン(Eoghan O’Flanagan)とサンテリ・リリウス。

このメンバーの中でサンテリ・リリウスは今回もエントリーしている。全参加選手は76名。

主な出場選手

タリク・ホップストック(Tarik Hopstock)はタリコプラッタの考案者として知られる選手。

パウェル・ジャウォースキー(Pawel Jaworski)はCJI2にチーム・ヨーロッパの一員として参加。ATOSのルーカス・バルボーザ(Lucas Barboza)に挑んだレッグロッカー。

88キロ級は新鋭のスターが現れるのか、はたまた過去複数回予選を優勝しているサンテリ・リリウスが今回も優勝するのか、結果が注目される。

99キロ級

2024年の優勝者はルーク・グリフィス(Luke Griffith)とマーシン・マチーレス(Marcin Maciulewicz)。2022年の優勝者はペルットゥ・テッポーネン(Perttu Tepponen)とルーク・グリフィス。

このメンバーの中では、マーシン・マチーレスが今回も出場している。参加選手は38名。

主な出場選手

2024年アジア・オセアニア予選の優勝者でありCJI2にもチームオーストラレイジアの一員として参加したデクラン・ムーディー(Declan Moody)はアジア・オセアニア予選を前にヨーロッパ予選にも参加。

CJI2にてチーム・ヨーロッパの一員としてATOSのフェリペ・ペナに挑んだマーチン・マシーレスと共にデクランが有力か。

99キロ超級

2024年の優勝者はヘイッキ・ジュッシラ(Heikki Jussila)とマーク・マックイーン(Mark Macqueen)。2022年優勝者はヘイッキ・ジュッシラとダン・マナソー(Dan Manasoiu)。

ヘイッキ・ジュッシラとマーク・マックイーンは今回もエントリーしている。参加選手は16名。

主な出場選手

共に世界選手権経験者であるヘイッキ・ジュッシラマーク・マックイーンが今回も最有力。

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